日本人が貯金しすぎな理由は、民族性ではなく戦争が原因だった。
ども。最近、お金のことを勉強するのにはまっている山田猫です。
最近読んだ中で文句なしに一番面白かった漫画があります。これ!
もし、「お金について知りたいんだけどなんかオススメある?」って聞かれたら、絶対『インベスターz』って答えますね。
で、この『インベスターZ』の3巻に
”日本人が、なぜ貯金を美徳と考えているのか?”という話がでてきます。この理由がおもしろかったので、紹介します。
1 日本人は欧米人に比べて貯蓄率が極端に高い
まず、 このデータをみてください。
(世界の個人金融資産の内訳比較マネーJP)より
このデータを見ると、日本人の「預貯金・現金」の比率が高いことがわかります。アメリカと比べると、一目瞭然ですよね。
また、「株式」という項目でも日本だけが”3%”という一桁台をマークしています。
このデータをみて
「やっぱり日本人は、真面目な民族なんだ」
「日本人は、農耕民族だったから、貯め込むのが好きなんだ」
とか思ったとしたら、その理由は違うようです。
2 日本人が貯金しはじめたのは、戦争が原因。
(『インベスターz』3巻より)
日本は太平洋戦争のあたりは、戦費調達にかなり困っていました。そこで、当時の政府がとった戦略というが、この「貯蓄を求む」というスローガンのもと、国民の金を政府に預けさせること。
これはさらにエスカレートし、貯金を強制させる法律までつくったようです。ここで、日本人は、貯蓄するようになってしまったらしい。でさらに敗戦後、戦後復興の資金を集めるために、同じように「貯金をするように」政府が扇動した。
つまり、戦争の資金集めと戦後復興の資金集めに、政府が預金をすすめたっていう話です。
3 日本人は、昔から投資が上手で好きだった
では、太平洋戦争が始める前までの日本人はどうだったかといえば、大阪ではトレーダーのような人が大儲けしてたり、世界に先駆けて先物取引の仕組みを編み出していたり。
また、株でよく目にするローソク足を発明したのも日本人です。
というわけで、「日本人は貯金大好き」というのは、民族性でもなんでもなく、ほとんど洗脳に近いようなものです。
これを知ると、”ちょっと投資でもやってみようかな”と勇気がでてきますよね。
以上、猫でした〜