節約は「いかにお金を使わないか」より「上手なお金の使い方」を考えればいい。
ども、節約研究家の山田猫です。
最近、節約とかお金の本を読んでいて気づいたことがあります。
それは
「節約とは、お金の使い方を知ること」だってことです。
節約をするって普通、いかにお金を使わないかって話ですよね。
でも、この「使わない」に意識をするとうまくいきません。
「使わないこと」を意識するより、「使う」を意識すること
お金をどうやって「使わないで生活していくか」を決めるのではなくて、お金を「なにに使っていくかを決める作業」をすること。
もう一度言うと、世間では、節約っていうと、「お金を使わない方法」を勉強するって話になりますよね。ではなくて、節約って「お金の使い方」を勉強するんです。
お金の使い方
あなたは上手な方ですか?下手な方ですか?
もし、
節約ができない
お金が全然たまらない
すぐに給料がなくなってしまう
ということに当てはまるなら、あなたはお金の使い方が下手なのかもしれません。
じゃあ、
上手なお金の使い方って?
1 金持ちほどお金を大切にするんだって気付けた一冊

長期投資家の「先を読む」発想法: 10年後に上がる株をどう選ぶのか
- 作者: 澤上篤人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/11/27
- メディア: 単行本
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資本家・お金持ちほど、くだらないことには絶対に金を使わないんだとこの本を読んで思いました。
この本のあとがきに、香港の大富豪のチャンという人物の話が紹介されています。
チャンさんという人物のカネの使い方は、こんな風に紹介されています。
自分が稼いで、どんどんばら撒く。生きた金の使い方を知っているのだ。自分のためではなく、香港のために使っているのだ。
事実、チャンさんは、香港が中国に返還されるという危機の中、香港から移住する人の不動産を膨大な借金をしてまでも買い上げたり、香港大学に毎年80億円を寄付したりと”生きた金の使い方”をしています。
一方、食事とか服については、全く無関心で、日本の会社に来た時には、受付ではねられるような格好をしていたり、高級レストランにはいかず、そこらへんの天丼を食って満足するそうです。
このエピソードを読んで、
お金持ちほど、お金を大事にして
普通の人ほどお金を大事にしない。
んだなと思いました。
2 ケチらなくていい。お金の使うところをわきまえる。
結論は、「上手なお金の使い方」って、本当に自分が価値のあると思ったものにしか金を使わないことです。
でも、自分にとってほんとうに価値のあるものなんて、そう多くはありません。
よくよく考えてみるとガラクタに近いものばっかり、お金を使っているはずです。
そのガラクタに近いものにお金を使うのをやめるには、自分にとって価値があるかどうかを判断して財布からお金を出せばいいだけです。
コンビニにうっかり入っても、酒が飲みたくなっても、本を買いたくなっても、ちょっと考えて「これは本当に自分にとって価値があるのか?」って考えて、一瞬でも迷ったら使わない。
3 お金の使い方を考えることは、自分の価値観を深めること
お金の使い方を上手になっていく過程は、常に自分の価値観に対して「イエス」か「ノー」かを判断していく作業です。僕は、この一ヶ月ひたすらこの作業を頭の中でしながら、買い物をしていますが、価値観がクリアになっていっているのを実感しています。
「我慢する」「無駄を減らす」という消極的な節約とは、ここが違うんですよ。
というわけで、節約をするならまず「お金の使い方を考えよう」という話でした。
以上。猫でした。